加工食品とはどんなもの?
加工食品とは、素材となる食品に調味や加工を加えたもの。加工が施されていることから保存性が高く、下処理などの手間も軽減できる。 ひと言に加工食品といってもその種類は幅広く、肉や魚をはじめさまざまな食品がある。ダイエット食品
ダイエットフード、低糖質麺、低カロリーのお菓子など ※あくまで代替品や嗜好品。一時的な手段としては有効だけど、常用やメインの食事の代わりにするのは避けようダイエットドリンク
ダイエットシェイク、プロテインドリンク、ダイエット茶、青汁、酵素ドリンクなど ※プロテインドリンクも、飲めば飲むほど痩せられるようなものではない。メインは食事でこれらはあくまで補助。高いお金を出せば効果が高そうに思えるけどあくまで気休めの嗜好品。必須のダイエットドリンクなんてものは存在しない。エナジードリンクやビタミンドリンク
商品名は出せないけど、○ッドブル、○タミンC、○レートレモン、○1000 ビタミンレモン、など ※元気が無い時、風邪予防など、たまに飲むくらいであれば大丈夫。でも常用したり、飲めば飲むほど健康になると考えていたら逆効果。あくまで嗜好品。飲まなくても大丈夫!清涼飲料水
ジュース、コーラ、サイダーなど ※これらは決して水の代わりにならない!水分補給のために飲んでいるつもりだとしたら、水かお茶に替えよう。 (ちなみにミネラルウォーターやお茶も清涼飲料水に含まれるけどこれらはたくさん飲む事を推奨する)インスタント・レトルト食品
インスタントラーメン、カップ麺、レトルトカレーなど ※とても便利なレトルト食品。時間が無い時はやむを得ないけど、日常的に利用するのは避けよう。野菜ジュース・フルーツジュース
トマトジュース、にんじんジュース、ミックスジュースなど ※ダイエットや健康のために飲んでいる人も多いこれらのジュース。100%ジュースでなければそもそも話にならないが、100%であっても大切な食物繊維や栄養価が失われ、糖質が非常に高い場合が多い。あくまで嗜好品、ジュースとして考えよう。加工肉
ハム、ベーコン、ソーセージなど ※ダイエットでは肉類を食べるのはとてもオススメ。でも、加工肉は肉類に入ってはいないと考えよう。あくまで嗜好品。水産加工品
かまぼこ、ちくわ、魚肉ソーセージ、まぐろ類缶詰(ツナ缶詰)など ※魚類は、肉類以上にダイエットにオススメ!でも加工肉同様、水産加工品も魚類ではなく、嗜好品として考えよう乳加工品
牛乳、バター、チーズなど ※これらも加工食品だが、基本的には食べても大丈夫!でも、甘くて美味しいチーズやヨーグルトは、砂糖が入っている場合が多いので、それらは避けて!加工品の何が問題?
手軽で便利な加工品だけど、ダイエット中の人は要注意!加工品の中にはダイエットのみでなく、健康維持にまで悪影響を及ぼす食品も。鮮度が低い
下ごしらえいらずの加工食品は確かに便利だけど、加工されていない食材に比べてやはり鮮度は劣る。 食材は見た目や味、食感など、新鮮な食材ならではの要素が欠けてしまう分、どこか物足りなさを感じてしまう。栄養価が低い
レトルト食品やインスタント食品は、野菜や果物に含まれるビタミンやミネラルなどの栄養が不足しがち。 たとえ原材料に野菜が含まれていたとしても、手作りのものと比べると圧倒的に量が少ない。 さらに加熱処理などによって、一部の栄養が損なわれてしまうことも。 加工食品はカロリーが高いけど、その割に肝心な栄養素は十分にとることができない。塩分・糖質・脂質が多い
加工品の多くに含まれているのが、ダイエット中には避けたい塩分・糖質・脂質。塩分
一番注意が必要なのが塩分。調味された加工品の多くは味が濃い。 中でも普段から料理に使われることの多いハム・ベーコン・ソーセージなどの肉加工品は、加工されていない肉に比べてかなり塩気が強い。 塩分が多い食品はダイエットの大敵であるむくみや高血圧の原因となる。 料理をする際に食材として加工品を使用してしまうと、さらに塩分量が増えてしまうため注意が必要。糖質
糖質のとりすぎが太る原因となることはもはや常識。糖質というとまずご飯ものや麺類、甘いものなどが思い浮かぶけれど、その他の意外な食品にも糖質は多く含まれている。 例えばかまぼこやちくわなどの練り製品。魚のすり身からできているためヘルシーに感じるけれど、これらの食品も塩分や糖質が多い。 普段何気なく口にする加工品も、成分をチェックして含まれる糖質量を確認するようにしよう。脂質
ダイエット中には当然避けたい脂質にも注意しよう。製造過程を確認できない加工品は、思っている以上に脂質が多く含まれている。 特に、脂質に加え塩分や糖質も多い肉加工品は、ダイエットの妨げとなる要素がたくさん。くれぐれも食べ過ぎには注意しよう。依存性がある
塩分・糖質・脂質を多く含む加工品を、私たちは「美味しい」と感じてしまう。その依存性のある味こそが加工品の怖いところ。 味の良さや便利さからついつい加工品を口にし、知らず知らずのうちに太る原因となる要素を取り入れてしまう。 加工品といえば、食品添加物による体への影響が問題視されることが多い。 でも実際のところ、問題なのは食品添加物自体の危険性よりも、それらを過剰摂取してしまうことにある。食物繊維が少ない
野菜などに含まれる食物繊維も、加工食品からはとりづらい。 加工食品は食物繊維を含む野菜の量が少ない上に、食品によっては製造過程でさらに失われる。 わかりやすい例が野菜ジュース。 野菜ジュースは搾る過程で、不溶性食物繊維が除かれてしまう。 野菜を取り入れているつもりでも、実は無駄なカロリーをとってしまっている可能性がある。血糖値が上がりやすい
前述したとおり、加工食品の多くは糖質が多い。 それに加え素材に近い食品に比べて食感が損なわれるため、早食いになりがち。 簡単に食べられるということはメリットでもあるけれど、血糖値が上がりやすいというデメリットにもつながる。添加物が多い
加工食品には以下のような食品添加物が含まれている。- 保存料
- 甘味料
- 着色料
- 香料
食べ過ぎの原因は血糖値!? 食品ごとの太りやすさの目安「GI値」を理解してダイエットを成功させよう
多くのダイエット女子が一度は耳にしたことがあるであろうGI値という言葉。 聞いたことはあるけれど、それがどのようなものかはよくわからないという人は意外と多い。 GI値とは血糖値の上昇度合い(ものすごく ...続きを見る
素材に近い食品の何が良いの?
ダイエットや健康維持をしていく上で、素材に近い食材を選ぶメリットはたくさんある。体重が落ちる
食べる量の割に高カロリーなインスタントやレトルト食品。 それらをメインに食べ続ければ、あっという間に体重が増えてしまう。 逆に自然の食材を使い調理すれば、自然と摂取カロリーが抑えられる。 ダイエットをする上で不要な要素を排除し必要な栄養を取り入れることで、消化・吸収・代謝がスムーズに行われ、体重減少につながる。塩分・糖質・脂質を抑えられる
加工品ばかり食べていると濃い味に慣れて、無意識に「太りやすい味覚」になってしまう。そのような食生活は、ダイエットはもちろん健康にもよくない。 その点自然の食材を使って調理すれば、塩分・糖質・脂質の量をきちんと把握でき、意識的に抑えることができる。 よりヘルシーな食生活に近づけるために、調理の際は以下の点に注意してみよう。- 塩や調味料の量を控える
- 甘味と塩味のバランスをうまく調整する
- 肉の下処理の段階で脂身をカットする
五感が満たされる
どんなに完成度の高い加工品でも、自然の食材ならではの持ち味を完全に再現することは難しい。- 強い旨味
- 美味しそうな見た目
- 噛んだときの音
- 風味や香り
- 噛み応えや舌触り